インテリジェントなシステム管理や産業用制御向けにアクテルの最高精度を誇るFusion PSCを発売
〜高度なキャリブレーション機能の拡充により誤差1%未満のADC精度が必要なアプリケーションに対応〜
2008年3月12日
アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区)は本日、ミックスド・シグナルのFusionプログラマブル・システム・チップ(PSC)にソフトウェアベースの高度なキャリブレーション機能を拡充したことにより、インテリジェントなシステム管理や産業用制御といったアプリケーションを低消費電力で高精度に実施できるようになったことを発表しました。Fusion PSCの新しいキャリブレーションの知的設計財産(IP)ソリューションは、誤差0.53%と優れたA/Dコンバータ(ADC)精度を実現します。通常は、これだけの高精度を実現するには別個にA/Dコンバータの追加や、プリスケーラの使用が必要になります。革新的なミックスド・シグナルのFusion PSCの特長である高集積と使用が容易なキャリブレーション機能を組み合わせることで、多くのディスクリート・ソリューションに比べ、精度の向上、システム電力の低下、複雑な設計の減少、柔軟性、豊富な機能を提供します。
アクテルのプロダクト・マーケティング担当シニアマネージャー、Ravi Pragasamのコメント
「システム管理や産業用制御アプリケーションの設計者は、厳しい正確性と高い精密度の要求に応えるため、ノイズと干渉の増加を抑えなければなりません。従来は、複数のディスクリート・デバイスの使用によって対処しますが、そうすると消費電力、ノイズ、コストが増大します。これに対しては、外付け部品が不要で、ソフトウェア内でのキャリブレーションができるミックスド・シグナルPSCの使用が最適でしょう。それによって設計実装が容易になり、精度が向上、全体の消費電力が低減され、シグナル・インテグリティが高まります」
ソフトウェアをベースとしたキャリブレーション方法
ミックスド・シグナルのFusion PSCには、あらかじめ独自のキャリブレーション係数が組み込まれています。誤差1%未満の精度が必要な顧客向けに、Fusion PSC独特の機能を活かして、新しい2ポイントキャリブレーションのスキームを採用しています。プログラマブル・ロジックとアナログ・クワッドがオフセット係数とゲイン係数を測定し、組み込みフラッシュメモリ・ブロックがテスト中のオフセット係数とゲイン係数を保存します。最高精度を達成するため、ロジック・ゲートで構成されるソフト・キャリブレーションIPコアが係数にアクセスし、リアルタイムで測定を行います。
Fusion PSCを活用する設計者は、特定のモニター電圧に対して適切なプリスケーラ値を使用して、誤差1%未満の精度を達成します。例えば、16Vのプリスケーラ値を使用して12V入力をモニターする場合のA/Dコンバータ精度は、キャリブレーション未使用時が誤差1.47%なのに対して、キャリブレーション使用時には誤差0.53%となります。
Fusion PSCはシステムと電力の管理に最適
アクテルのFusion PSCは、従来のFPGAとは違い、アナログ機能、組み込みフラッシュ、FPGAファブリックをワンチップに集積しています。組み込みアプリケーション用には、Fusion PSCと業界を代表するソフト・コア(ARM Cortex-M1プロセッサや8051マイクロコントローラなど)の組み合わせで、インテリジェントなシステムと電力の管理を実施した結果、電力効率を高め、通信や産業用制御のさまざまなアプリケーションに向けて圧倒的な低コスト、柔軟なソリューションを提供します。
出荷時期
高度なキャリブレーション機能を拡充したミックスド・シグナルのFusion PSCデバイスは現在、Libero IDE v8.2 SP1によってサポートされています。詳しくは、アクテルの正規代理店にお問い合わせ下さい。
アクテルについて
アクテルの革新的なFPGAであるプログラマブル・システム・チップ・ソリューションは、チップ・レベル、システム・レベル双方の電力消費を削減し、電力効率に優れた設計を実現します。アクテル(ACTL)はNasdaq National Marketに上場しています。詳しい情報はウェブサイト(jp.actel.com)をご覧下さい。
※ Actelの名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。その他の全ての商標とサービスマークは、それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。


