アクテルのFPGAに最適化した業界初のソフトARM7ファミリ・プロセッサを発売

業界スタンダードの32ビット・エンベデッド・プロセッサを投入

2005年10月25日

アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:岩本 桂一)は本日、アクテルのフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)での使用に最適化したソフトARM7ファミリ・プロセッサであるCoreMP7の発売を開始しました。CoreMP7は2005年3月に発表したアクテルとARMのライセンス契約に基づく製品で、アクテルの低コストProASIC3ファミリFPGAのARM対応バージョンであるM7 ProASIC3に実装し使用することができます。その際、32ビットARM7ファミリ・マイクロプロセッサのライセンス料を設計者が負担する必要はありません。

プロセッサ技術の業界標準であるARM7が普及している分野において、アクテルのフラッシュFPGAアーキテクチャの利点を活用するCoreMP7を使用すれば、柔軟性をもち、かつ迅速な製品の市場投入ができるプログラマブル・ロジックの特長が活用できます。さらに、より多くの設計者がARM7ファミリを使用するSoC(システム・オン・チップ)開発を行えるようになり、その初期費用も大きく削減できます。ARM対応バージョンのProASIC3 FPGAはバリューベースの民生機器、工業製品、自動車、高信頼性を要するアプリケーションに最適なデバイスです。

アクテルの革新的なビジネスモデルにより、ARM対応のProASIC3デバイスを購入した際にCoreMP7に対する追加コストは発生せず、低コストなシステム・インテグレーションが可能になります。CoreMP7は今後、最近発表されたアクテルのFusion™テクノロジーに基づく製品ファミリとも使用できるように拡張される予定です。Fusionテクノロジーはワンチップにアナログと不揮発メモリを集積し、真のプログラマブル・システム・チップを実現するものです。


最高スピードと最小サイズに最適化されたARM7
アクテルは32ビットのARM7をFPGAデバイスと使用するために、最高のスピード、最小のプロセッササイズに最適化しました。CoreMP7は最高25MHzで動作し、デジタルカメラ、白物家電、車載制御システム、車載情報機器、ロボティクス、医療機器などの用途に最適です。


包括的で低コストなツール・サポート
アクテルのCoreMP7は、現在ARM7ファミリ向けに存在するツールとナレッジで構成される大きなエコシステムによってサポートされ、競合他社よりもはるかに充実したサポートが提供されます。さらに業界をリードするARM RealViewR開発ツールがアクテルから購入可能です。CoreMP7は、アクテルの新しいCoreConsoleツール(詳細については本日発表のリリース"アクテル、FPGAベースのシステムレベル設計を容易にするIP配置プラットフォーム“CoreConsole”を発売" をご覧ください。)、アクテルの統合設計環境Libero、開発キット、および各種のサードパーティ・ツールなどの完全な開発環境によってサポートされます。


価格、性能、セキュリティ面で優れたM7 ProASIC3
ARM対応のM7 ProASIC3デバイスは、価格と性能面で優れており、最大300万システム・ゲートまでサポートします。フラッシュベースのProASIC3のメリットである優れたセキュリティ特性を活かし、M7 ProASIC3デバイスにもアクテル独自のFlashLockセキュリティシステムが搭載されているため、コンフィグレーションが不正に変更される危険性は事実上皆無で、貴重なIPが危険にさらされたり、不正コピーされることがありません。さらにこのワンチップのデバイスは、中性子に起因するファーム・エラーへの耐性や電源投入後即動作(LAPU)などアクテルのFPGA独自の特長を備えています。


アクテルのマーケティング担当副社長、Dennis Kishのコメント
「アクテルはARM7をより多くの設計者に提供するという公約を果たしつつあります。CoreMP7を発売したことで、これまで個々にこの技術にアクセスできなかった市場にまでARMアーキテクチャを拡大できるようになりつつあります。アクテルはARMとの緊密な連携のもとに、アクテルのFPGAの柔軟性とARMの業界標準のARMプロセッサ・ファミリとを組み合わせ、完全かつ強力で、しかもどの設計者にとっても使い易い製品を提供します」


ARMのマーケティング担当上級副社長、Mike Inglis氏のコメント
「アクテルの不揮発性FPGAはセキュリティ性能が抜群に優れることから、業界で初めてARM7アーキテクチャのソフトIPバージョンをプログラマブル・ロジック・デバイスに使用することができるようになりました。さらに、ARM7とアクテルのProASIC3ファミリとのユニークなシナジーによって、この技術をさらに広範なアプリケーションや大量生産分野に広める機会を拓くことができました」


価格と購入方法
M7A3P250、M7A3PE600、M7A3P1000はサンプル出荷中です。その他、詳細及び価格についてはアクテルの正規代理店にお問い合わせください。


アクテルについて
アクテル(Actel Corporation)は、米国カルフォルニア州マウンテンビューに本社を置く、ワンチップFPGAソリューションのリーディング・プロバイダです。アクテル(ACTL)は、Nasdaq National Marketに上場しています。


(注)FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
FPGA(=Field Programmable Gate Array)は、ユーザーによってプログラムの書き換えが可能な論理デバイスで、回路データをダウンロードすることにより、回路構成を変更することが可能なLSI(大規模集積回路)を指します。チップの製造後ユーザーがプログラムして使用するため、開発・製造の初期費用などを削減することができます。


注1:Actelの名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。FusionActel Corporationの商標です。その他の全ての商標とサービスマークは、それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。

注2:ARMおよびRealViewは、ARM社の商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。「ARM」とは、ARM Holdings plc(LSE:ARM、NASDAQ:ARMHY)、その事業会社であるARM Limited、各地域の子会社であるARM INC.、ARM KK、ARM Korea Ltd.、ARM Taiwan、ARM France SAS、ARM Consulting (Shanghai) 、ARM Belgium N.V. 、AXYS Design Automation Inc、AXYS GmbH、ARM Embedded Solutions Pvt. LtdおよびARM Physical IP,Inc.の全部または一部を意味します。