アクテル、FPGAベースのシステムレベル設計を容易にするIP配置プラットフォーム“CoreConsole”を発売
ソフトARM7ファミリ・マイクロプロセッサに対応
IPインテグレーションを迅速化し、早い段階でのシステムレベル評価を可能に
2005年10月25日
アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:岩本 桂一)は本日、FPGAベースのシステムレベル・アプリケーションの構築を容易にするIP配置プラットフォーム(IP Deployment Platform、IDP)であるCoreConsoleの発売を開始したことを発表します。設計者はCoreConsoleを使用することで、システム・プロセッサ、コンフィギュラブル・マイクロプロセッサ・サブシステム、インターコネクト・バスといったFPGAベース設計のコンポーネントを迅速にアセンブルすることができます。このCoreConsoleツールは、ARM7™ファミリのソフトIPマイクロプロセッサであるCoreMP7を実装する、アクテルのワンチップ・フラッシュFPGAを容易に開発するための重要な役割を果たします。(CoreMP7の詳細については本日発表のリリース"アクテルのFPGAに最適化した業界初のソフトARM7ファミリ・プロセッサを発売" をご覧ください。)CoreConsole IDPを使用すれば、ユーザーは個々のコンポーネントではなくシステムにフォーカスできるため、早い段階でのシステムレベルの評価が可能になり、システム全体の開発に必要な時間を大幅に短縮することができます。
強力なサブシステム・ビルダ
アクテルのCoreMP7をシステムレベル設計に使用するには、マイクロプロセッサ・コアをサポートするサブシステムのインプリメンテーションが必要になります。割り込みコントローラ、メモリ・コントローラ、タイマー、シリアル・インターフェイス、I/Oポート、パワーオン・リセット(POR)回路を含むこのサブシステムを、マニュアルでインプリメンテーションするのは非常に面倒で、時間がかかります。CoreConsoleは、コンポーネントのスティッチングが自動化されており、サブシステムのインプリメンテーションとコンフィグレーションが容易で、ユーザーがサブシステムをファンクションレベルでグラフィカルにアセンブルできるため、これまで数日かかっていた開発時間がわずか数分間にまで短縮できます。
効果的なIPデリバリーシステムとブロック・スティッチャ
CoreConsoleは、開発プロセスにおける設計エントリのフェーズで動作するバス・セントリックなツールで、IPコアをインターコネクト・バスに自動的に連結します。CoreConsoleには、ユーザーIPを含むIPブロックを、シンセシスとシミュレーションが可能なRTLに簡単にスティッチできるブロック・スティッチャが含まれます。このRTLはアクテルの統合設計環境Liberoの中で使用できます。CoreConsoleには、アクテルのCoreMP7、サブシステム・コンポーネント、アクテルが自社提供するDirectCore のIP、およびアクテルのCompanionCoreパートナーが提供するサードパーティのIPにアクセスできるIP Vaultが含まれています。
CoreConsoleはRTLより高い抽象度のレベルでインプリメントされます。またインターコネクト・バス、プロセッサ、サブシステム、IPブロックから独立しており、他のインターコネクト規格、将来のプロセッサIP、幅広い種類のIPブロックと一緒に使用できます。さらに、マイクロプロセッサ・ソフトウェア・プログラム開発ツールで使用するすべての関連IPソフトウェア・ドライバを提供します。
CoreConsoleツールのWindows™ユーザー・インターフェイスはグラフィカルで、直感でわかりやすいため容易に使用することができます。プロセッサ・サブシステム機能、アクテルのDirectCoreおよびCompanionCore、ユーザー定義IPブロックのインスタンス化、コンフィグレーションをサポートしています。CoreConsole は、IPがバスにスティッチされると、FPGAファブリック内の設計の接続の検証とデバッグに使用できるシステム・インターコネクト・テストベンチを生成します。
SPIRIT準拠
CoreConsoleは、半導体IPの業界標準策定を進めるコンソーシアムであるSPIRIT(Structure for Packaging, Integrating and Re-using IP within Tool-flows)が定義する方式に準拠しており、XMLコードをベースとする基本ストラクチャを採用しています。そのため設計者はSPIRIT準拠のコアを使用でき、ベンダー間でのIPの乗換えが容易におこなえます。
アクテルのアプリケーション・IPソリューション担当シニア・ディレクター、Yankin Tanurhanのコメント
「CoreConsoleの充実した機能、使いやすいグラフィカルなユーザー・インターフェイスのおかげで、アクテルのCoreMP7ソフトIPマイクロプロセッサの実装は非常に簡単です。このツールは、業界をリードするARM7ファミリの技術をプログラマブル・ロジックでも利用できるようにし、すべての設計者がFPGAベースのシステム開発をおこなえるように開発されました」
価格と購入方法
CoreConsole IDPツールは1年ごとの有償ライセンスで、アクテルから購入できます。CoreConsoleについての詳しい情報はアクテルのWebサイトをご覧ください。http://www.actel.com/products/arm7/
その他、詳細及び価格についてはアクテルの正規代理店にお問い合わせください。
アクテルについて
アクテル(Actel Corporation)は、米国カルフォルニア州マウンテンビューに本社を置く、ワンチップFPGAソリューションのリーディング・プロバイダです。アクテル(ACTL)は、Nasdaq National Marketに上場しています。
(注)FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
FPGA(=Field Programmable Gate Array)は、ユーザーによってプログラムの書き換えが可能な論理デバイスで、回路データをダウンロードすることにより、回路構成を変更することが可能なLSI(大規模集積回路)を指します。チップの製造後ユーザーがプログラムして使用するため、開発・製造の初期費用などを削減することができます。
注:Actelの名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。ARM7はARM社の商標です。その他の全ての商標とサービスマークは、それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。


