アクテル、世界最大のエアバスA380次世代旅客機に複数のソリューションを提供
今年4月に初飛行、来年就航に向けFPGAとIPが各種用途に活躍
2005年6月22日
アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:岩本 桂一)は本日、同社のフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)とIPコア・モジュールが、今年4月27日、初飛行に成功したエアバスA380旅客機に搭載され、各種用途に活躍していると発表しました。エアバスA380は旅客機としては世界最大、最新かつ最も効率的といわれています。アクテルのProASIC PlusおよびSX-A FPGAファミリ製品から合計700を超えるデバイスが選ばれ、フライト・コンピュータ、エンジン制御・監視、ブレーキ・システム、安全警報装置、機内空調・与圧、コックピット・ディスプレイに使用されています。さらに、アクテルのCore10/100の IPモジュール、イーサネット・メディア・アクセス・コントローラ、ProASIC Plus FPGAが、アビオニクス・フル・デュプレックス・スイッチド・イーサネット(AFDX)通信リンクに使用されています。
アクテルのフラッシュ・ベースのProASIC Plusデバイスは、高性能、低消費電力、不揮発性、インシステム・リプログラマビリティの特性をあわせ持ち、電源投入後即動作するワンチップのソリューションです。アンチヒューズ・ベースのSX-AファミリのFPGAは、高性能、低消費電力ながら非常に機密性の高いワンチップ・ソリューションを提供します。
アクテルのProASIC PlusとSX-Aデバイスは、SRAMベースのFPGAと異なり、中性子により誘発されるシングルイベント機能障害(ファーム・エラー)に耐性があり、放射線軽減措置を講じる必要がありません。SRAMベースでは高エネルギーの中性子がFPGAのコンフィグレーションに使用するSRAMメモリ・セルに衝突すると、デバイスに機能障害が発生して予測できない状態で動作する可能性が非常に高くなります。このようなSRAMベースFPGAの欠点は、特に航空宇宙用途には適しません。
Core10/100 IPモジュールはエアバス A380の10/100 Mbpsの全二重通信と半二重通信をサポートします。具体的には、エンジン制御装置の監視のために主翼下部に装着されるAFDX通信リンク用に採用されました。主翼下部は搭載環境が非常に厳しく、過酷な温度条件への対応とファームエラーへの耐性が必要とされる場所です。アクテルのProASIC Plus FPGAとCore10/100 IPモジュールは、信頼性の高い高性能のソリューションを、質の高いサービスとともに提供しています。詳しい情報およびAFDXソリューションの設計に関するアプリケーション・ノートは
(http://www.actel.com/documents/AFDX_Solutions_AN.pdf)
をご覧下さい。
アクテルの軍事・航空宇宙製品マーケティング担当ディレクター、Ken O’Neillのコメント
「航空市場向けに高性能、高信頼性のソリューションを提供してきたアクテルの実績が、エアバスA380の各種サブシステムを担当しているいくつもの設計チームに評価され、1機当り700個以上の当社のFPGAが使用されています。当社のシリコンならびにIPのソリューションは、この最新鋭旅客機の性能面、安全面の厳しい要求を満たすだけでなく、業界をリードする当社のサポートも、2006年就航の目標を達成する上で重要な役割を果たしています」
アクテルについて
アクテル(Actel Corporation)は、フラッシュとアンチヒューズ・テクノロジをベースとしたフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、高機能IP(知的設計資産)コア、統合設計開発ツールとデザイン・サービスを含む独創的な不揮発性プログラマブル・ロジック・ソリューションを提供しています。アクテルは1985年に設立され、米国カルフォルニア州マウンテンビューに本社を置いています。全世界の従業員数は500人以上です。 アクテル(ACTL)は、Nasdaq National Marketに上場しています。
(注)FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
FPGA(=Field Programmable Gate Array)は、ユーザーによってプログラムの書き換えが可能な論理デバイスで、回路データをダウンロードすることにより、回路構成を変更することが可能 なLSI(大規模集積回路)を指します。チップの製造後ユーザーがプログラムして使用するため、開発・製造の初期費用などを削減することができます。
注: Actelの名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。その他の全ての商標とサービスマークは、それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。


