Integen Technologies社がアクテルのProASIC Plus FPGAをホテル内のビデオ・オン・デマンドとインターネット・システムに採用

ワンチップで電源投入後即動作するアクテルのFPGAがケーブル・モデム・デザインのトータル・システム・コストを削減

2005年4月12日

アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:岩本 桂一)は本日、同社のProASIC Plusフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)が、カナダを本拠とするIntegen Technologies社の、ケーブル・モデム・デザインのコアとして採用されたと発表しました。このケーブル・モデムは、北米のいくつかの有名ホテルチェーンが採用している客室統合デリバリー・システム(GRIDS)に使われています。この製品は現在特許申請中で、Integenの「Premier Vision™」ビデオ・オン・デマンド、高速インターネット接続、IP電話といったIPベースのサービスを提供する機能があります。アクテルのワンチップのProASIC Plusデバイスは高性能なことに加えて、システム基板上の各種外部部品が不要なため、全体のシステム・コストを削減できるという特長を評価され、採用されました。

Integenのケーブル・モデム・デザインはアクテルのAPA150デバイス上に実装されます。GRIDSは、各客室のモデムとバックルームのエンジンで構成される統合プラットフォームです。バックルームのエンジンは、既存の配線を使用してデジタル・ビデオや客室のインターネット接続を提供します。GRIDSはビデオ・オン・デマンドとインターネット接続を同時に提供できる、エコノミーホテル市場では唯一の製品です。

アクテルのフラッシュベースのProASIC Plusデバイスは、外部メモリによるプログラムが必要なSRAMベースのFPGAとは異なり、不揮発性フラッシュによるアーキテクチャにより電源を切ってもデザインを保持するため電源投入後即動作し、またSRAMベースのFPGAがもつコスト面での不利益を解消することができます。さらに、外部のコンフィグレーション・メモリが不要なため、ProASIC Plus FPGAは基板上の必要スペースが縮小でき、電力消費が少なく、基板とシステムのデザインを簡素化できます。


Integen Technologiesの社長兼CEO、Martin Alcock氏のコメント
「アクテルのProASIC Plusデバイスは高額なNREや開発リスクを伴わずに、ASIC並みの価格と性能を提供してくれます。SRAMベースのFPGAの代わりに、フラッシュベースの電源投入後即動作するProASIC Plusデバイスを使用することによって、外部のプログラム・メモリが不要になるとともに、電源部の設計要求も減ったため、全体のシステム部品数を減らすことができました。私たちはASICの代替ともなる、こうしたワンチップのFPGAの機能を高く評価しており、これからもアクテルの技術を使用していく予定です」

アクテルのフラッシュ製品マーケティング・ディレクター、Martin Masonのコメント
「ホテル業界では、お客様に新しいサービスを低コストで提供することが常に求められています。システム・コスト全体の膨張に直面していたIntegen Technologiesにとって、当社のProASIC Plusデバイスはまさにうってつけの製品でした。このフラッシュベースのワンチップ・デバイスはIntegen Technologiesに、今日のASIC並みの価格でFPGAの持つ柔軟性と書き換え可能な特長を提供できるわけですから」


ProASIC Plusファミリの紹介
ProASIC Plusファミリは、システムゲート数75,000から100万のデバイスで構成されています。ワンチップでファイングレインなASICライクのアーキテクチャと、不揮発性フラッシュ・コンフィグレーション・メモリの組み合わせはアクテルのProASIC Plusを、強力なASICの代替と位置づけています。デバイスは、すべての特性がASICと共通しており、電源投入後即動作し、低消費電力で、機密性(セキュリティ)が高く、外部のコンフィグレーション・メモリを必要としません。ProASIC Plusのアーキテクチャと設計方法は、一般的なFPGA/ASICツール・フローに対応しているため、time-to-marketを早め、設計者は ASICからFPGAのソリューションに容易に移行できます。


Integen Technologiesについて
Integen Technologies社はカナダアルバータ州カルガリーを本拠とし、サービス、ヘルスケア、宿泊施設などの業界向けに、ケーブルベースIPネットワークを提供しています。同社は特許申請中の技術を駆使することにより、高速インターネット、ビデオ・オン・デマンド、VoIPなどを、既存の配線を活用した一つのプラットフォームで提供し、さらに従来品よりも低コストで、30部屋以上に対応できます。また、Premier Visionの商標で登録されているビデオ・コンテンツ・パッケージも提供しています。詳しい情報は、Webサイトをご覧ください。www.integen.ca.


アクテルについて
アクテル(Actel Corporation)は、フラッシュとアンチヒューズ・テクノロジをベースとしたフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、高機能IP(知的設計資産)コア、統合設計開発ツールとデザイン・サービスを含む独創的な不揮発性プログラマブル・ロジック・ソリューションを提供しています。アクテルは1985年に設立され、米国カルフォルニア州マウンテンビューに本社を置いています。全世界の従業員数は500人以上です。 アクテル(ACTL)は、Nasdaq National Marketに上場しています。


(注)FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
FPGA(=Field Programmable Gate Array)は、ユーザーによってプログラムの書き換えが可能な論理デバイスで、回路データをダウンロードすることにより、回路構成を変更することが可能 なLSI(大規模集積回路)を指します。チップの製造後ユーザーがプログラムして使用するため、開発・製造の初期費用などを削減することができます。

注: Actelの名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。その他の全ての商標とサービスマークは、それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。