米TELDIXがユーロファイター・タイフーンのマルチプロセッサ・ボードにアクテルのProASIC Plus FPGAを採用

ProASIC Plus FPGAの電源投入後即動作し、機密性が高く、ファーム・エラー耐性を持つ特長をコモン・プロセッサ・モジュールに活用

2005年3月24日

アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:岩本 桂一)は本日、軍用機に搭載するデータ処理システムの欧州におけるマーケット・リーダーであるTELDIX社が、ドイツ・イタリア・スペイン・イギリスの共同開発による「ユーロファイター・タイフーン」スイングロール戦闘機のコモン・プロセッサ・モジュールに、アクテルのフラッシュ・ベースのワンチップFPGA、ProASIC Plusを搭載していると発表しました。ユーロファイター・タイフーン戦闘機のサプライヤ上位8社に入っているTELDIXのコモン・プロセッサ・モジュールは、同機用に開発されており、同機が搭載する攻撃用コンピュータ、航法用コンピュータ、その他の飛行に重要な役割を果たすマルチ・プロセッシング機器に使用されています。

同プロセッサ・モジュールは、同じ機能を持つアクテルのProASIC Plus APA150 FPGAを2個使用しています。いずれも、内蔵セルフテスト、監視・割り込み制御、外部フラッシュ・メモリのセキュリティ、各種システム基板の同期用カスタム・システム・タイマといった各種機能を実行します。ProASIC Plusの部品は、パラレルI/O、I2Cインターフェイス、特殊リセット機能を統合しています。

ユーロファイター・プロジェクトをタイムリーに実現するため、アクテルの販売代理店であるMSC Germany社がTELDIXに対して初期設計や技術支援などの包括的支援をおこないました。


TELDIXのcomputer developmentのgroup leader 、Michael Feigenbutz氏のコメント
「アクテルのProASIC Plus FPGAは、電源投入後即動作し、ファーム・エラー耐性を持ち、また設計上セキュリティ面に優れるなど、SRAM部品にはない利点があるため、採用を決定しました。 ProASIC Plusが持つインシステム・プログラマビリティは非常に重要で、これによって開発過程において必要な変更を素早くできたのです。また、アクテルのFPGAはブートPROMが不要なので、トータル・システム・コストを削減し、基板スペースを縮小できる利点もありました」

アクテルの軍事・航空宇宙製品マーケティング担当ディレクター、Ken O’Neillのコメント
「セキュリティ面が優れるフラッシュFPGAがSRAM部品に代わって採用されることが増えていますが、TELDIXが開発したコモン・プロセッサ・モジュールもそうした例のひとつです。航空電子機器やウェポン・システムなど高度な信頼性が必要な機器のメーカーは、当社のプログラマブル・ロジック・デバイスが持つ独自の特長をたくみに活用しています。アクテルのProASIC Plusデバイスは、SRAMベースのFPGAが提供するよりもはるかに高度なセキュリティを必要とするミッション・クリティカルな用途に好適なのです」


ProASIC Plusファミリの紹介
ProASIC Plusファミリは、システムゲート数75,000から100万のデバイスで構成されています。ワンチップでファイングレインなASICライクのアーキテクチャと、不揮発性フラッシュ・コンフィグレーション・メモリの組み合わせはアクテルのProASIC Plusを、強力なASICの代替と位置づけています。デバイスは、すべての特性がASICと共通しており、電源投入後即動作し、低消費電力で、機密性(セキュリティ)が高く、外部のコンフィグレーション・メモリを必要としません。商用および産業用温度範囲に加え、ミリタリ温度範囲およびMIL-STD 883B規格製品も提供しています。ProASIC Plusのアーキテクチャと設計方法は、一般的なFPGA/ASICツール・フローに対応しているため、time-to-marketを早め、設計者は ASICからFPGAのソリューションに容易に移行できます。


ユーロファイター・タイフーンについて
ユーロファイター・タイフーンは世界で最も高性能かつダイナミックなスイングロール戦闘機です。ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスの共同開発による同機は21世紀半ばに至るまで空軍の要求を満たします。同機は量産が開始されており、型式承認を取得済みです。2003年にはパートナー4ヵ国向けに最初の620機の納入が始まり、2005年にかけて納入が続きます。


アクテルについて
アクテル(Actel Corporation)は、フラッシュとアンチヒューズ・テクノロジをベースとしたフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、高機能IP(知的設計資産)コア、統合設計開発ツールとデザイン・サービスを含む独創的な不揮発性プログラマブル・ロジック・ソリューションを提供しています。アクテルは1985年に設立され、米国カルフォルニア州マウンテンビューに本社を置いています。全世界の従業員数は500人以上です。 アクテル(ACTL)は、Nasdaq National Marketに上場しています。


(注)FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
FPGA(=Field Programmable Gate Array)は、ユーザーによってプログラムの書き換えが可能な論理デバイスで、回路データをダウンロードすることにより、回路構成を変更することが可能 なLSI(大規模集積回路)を指します。チップの製造後ユーザーがプログラムして使用するため、開発・製造の初期費用などを削減することができます。

注: Actelの名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。その他の全ての商標とサービスマークは、それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。