米General Vision社がジェネリックな画像認識エンジンにアクテルの “ProASIC Plus” FPGAを採用
機密性の高い分散ブロックRAMアーキテクチャと高集積へのアップグレード・パスが評価される
2005年2月23日
アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:岩本 桂一)は本日、同社のフラッシュベースのフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)であるProASIC Plusが、米国カリフォルニア州ペタルーマに拠点を置くGeneral Vision社の、革新的な画像認識エンジン技術CogniSight™に採用されたと発表しました。CogniSightは視覚物体の色、形状、テクスチャを合成し、パラレルなシリコン・ニューロン(NeuroMemory)でそれらの符号を学習し、以後、同一あるいは同様の物体の認識と反応に使われます。こうした「ジェネリックな画像認識」技術は、医療用画像装置、リモートセンシング、ファクトリ・オートメーション、自動セキュリティ/監視、防衛画像追跡、画像コンテンツ・マイニング、ヒューマン・インターフェイス・システムといった用途で使用します。
アクテルのワンチップのProASIC PlusデバイスがCogniSight「ニューラル・ネットワーク」組み込み処理エンジンに採用されたのにはいくつかの理由があります。
General Visionのデザインは、大規模な並列処理アーキテクチャを採用しているため、セキュアな統合プラットフォームとしての役割を果たし、かつ分散パターン認識用に設定できる複数の組み込みRAMブロックを提供できる、拡張性のあるFPGAファミリが必要でした。さらに、同社独自の画像認識技術は、用途が高度なセキュリティが要求されるミッションクリティカルなアプリケーション向けのため、SRAMベースのプログラミング・ソリューションに典型的な「リセット後すぐロードする」アーキテクチャは、セキュリティ面に不安があるため検討の対象にはなりませんでした。その結果、アクテルのProASICデバイスが当然の選択肢となったのです。
General Vision社のパートナー、Guy Paillet氏のコメント
「これまでの製品にもFPGAを使用していましたが、当社の次世代画像認識コントローラにとって、アクテルのProASICファミリが持つ分散RAMブロック機能はきわめて有用であり、これが採用の主な理由でした。ニューラル・ネットワーク・チップのピクセル前処理を行うコントローラは各種の画像認識アプリケーションに適合する必要があります。そのためFPGAのパッケージ寸法とI/O数は同じままでメモリ・ブロックを15万ゲートから最大100万ゲートまで拡張できることが重要でした。こうした条件をすべてProASIC Plusファミリは満たしていたのです」
アクテルのマーケティング担当副社長、Dennis Kishのコメント
「General Visionが画像とパターン認識技術の水準向上に大きく貢献していることは業界内でよく知られています。当社のProASIC Plusのアーキテクチャの独創性にあふれる機能と特長が、このパイオニア企業の革新的な画像認識エンジンの設計要求を完璧に満たすことができて誇りに思っています」
ProASIC Plusファミリの紹介
ProASIC Plusファミリは、システムゲート数75,000から100万のデバイスで構成されています。ファイングレインなASICライクのアーキテクチャと、不揮発性フラッシュ・コンフィグレーション・メモリの組み合わせはアクテルのProASIC Plusを、強力なASICの代替と位置づけています。デバイスは、すべての特性がASICと共通しており、電源投入後即動作し、低消費電力で、機密性(セキュリティ)が高く、外部のコンフィグレーション・メモリを必要としません。ProASIC Plusのアーキテクチャと設計方法は、一般的なFPGA/ASICツール・フローに対応しているため、time-to-marketを早め、設計者はASICからFPGAのソリューションに容易に移行できます。
SRAMベースのFPGAがプログラムに外部メモリが必要なのと異なり、ProASIC Plusデバイスは不揮発性フラッシュ構造のため、電源を切った状態でも設計データを保持しており、電源投入後に即動作し、電源シーケンスにおける外部デバイスから再読み込みが不要になります。
General Visionについて
General Visionは、Guy Pailletが発明しIBMと共同との開発により特許を取得した、独自技術によるピクセル処理と並列連想メモリをベースとするジェネリックな画像認識エンジンCogniSightの開発とライセンス供与をおこなっています。この技術はZISC® (Zero Instruction Set Computer)として知られています。General Visionは1987年にAnne Menendezが創立し、1999年にGuy Pailletが加わりました。同社は従来のコンピュータ技術よりもむしろ生物学的モデルや大規模並列処理によって画像認識技術を進歩させることに専念しています。
詳細はWebサイトをご覧ください。http://www.general-vision.com
アクテルについて
アクテル(Actel Corporation)は、フラッシュとアンチヒューズ・テクノロジをベースとしたフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、高機能IP(知的設計資産)コア、統合設計開発ツールとデザイン・サービスを含む独創的な不揮発性プログラマブル・ロジック・ソリューションを提供しています。アクテルは1985年に設立され、米国カルフォルニア州マウンテンビューに本社を置いています。全世界の従業員数は500人以上です。 アクテル(ACTL)は、Nasdaq National Marketに上場しています。
(注)FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
FPGA(=Field Programmable Gate Array)は、ユーザーによってプログラムの書き換えが可能な論理デバイスで、回路データをダウンロードすることにより、回路構成を変更することが可能 なLSI(大規模集積回路)を指します。チップの製造後ユーザーがプログラムして使用するため、開発・製造の初期費用などを削減することができます。
注: Actelの名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。ZISCはIBM Corporationの登録商標です。CogniSightはGeneral Vision Incの商標です。その他の全ての商標とサービスマークは、それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。


