アクテル、最新フラッシュFPGA「ProASIC3/E」に対応する設計支援ソリューション4種を発表

統合設計環境Libero v6.1、IPコア約90種、FlashPro3プログラマ、スターター・キット

2005年1月25日

アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:岩本 桂一)は本日、第3世代フラッシュFPGA「ProASIC3/E」ファミリを発表し、それにともない同ファミリに対応した、次の4つのソリューションを発表しました。(ProASIC3/Eの詳細については本日発表のリリース"世界で最も低コストの第3世代フラッシュFPGA「ProASIC3/E」を発表"をご覧ください。)統合設計環境Liberoの最新バージョン6.1、90種以上の知的設計資産(IP)コア、FlashPro3プログラマおよびスターター・キットです。いずれも、ProASIC3/Eの、64ビットPCIを66MHzでサポート、FPGAコアから独立してプログラミング可能なオンチップのフラッシュROM(FROM)、機密性の高いインシステム・プログラミング(ISP)の搭載という先進の特長を最大限に活かした設計を総合的に支援するソリューションです。


統合設計環境Libero 6.1 - ProASIC3/Eで64ビット、66 MHz PCIの高性能を実現
Liberoは、EDAパートナーの最先端の設計ツールが統合された、シミュレーション、シンセシス、配置配線を通じて効率的でシームレスなフローを実現する統合設計環境(IDE)で、FROMを内蔵するProASIC3/Eのアーキテクチャ独自の特長を生かすよう最適化されています。高速なProASIC3/E のVersaNet Global Networkを完全にサポートし、ProASIC3/E FPGAで最大252の内部もしくは外部クロックのマッピングが可能です。ChipPlanner、フィジカル・デザイン・コンストレインツ(PDC)、MagmaのPALACEフィジカル・シンセシスなどがVersaNet Global Networkをフル・サポートするため、すべてのフィジカル・コンストレイント・フローの使用が簡素化されます。SynplicityのSynplifyおよびMagmaのPALACEとを、Libero 6.1のタイミング・ドリブンの配置配線と使用することで、ProASIC3/Eは64ビット、66 MHz PCIの性能を発揮します。これは価値重視のFPGAの中では最高性能です。

FlashPoint プログラミング・ファイル・ジェネレータ
新しいFlashPointプログラミング・ファイル・ジェネレータは、デバイスのシリアル化を含むプリセットされたFROMのマクロを統合することにより、FPGAのコンフィグレーションとFROMのプログラミング・ファイルをひとつにすることが可能です。また、FROMコンテンツ(セキュリティ・ヘッダ、暗号化キー、FlashLOCKセキュリティなど)のすべての暗号化が可能です。そのためProASIC3/Eの設計プロセス後でも、コア・ロジックのセキュリティを保持しながらFROMの機能を変更できます。

アクテルのACTgenコア・ビルダ
ACTgenコア・ビルダは、実装を簡素化し、FROMの各種コンテンツ・オプションのHDLへのシームレス・フローを実現する包括的なユーザー・インターフェイスを提供します。FROMのカスタム・アプリケーションはデータ・テーブル経由の入力またはテキストファイルとしての読み取りができます。さらに、プログラム中にオート・インクリメント/デクリメント設定ができるため、各デバイスは各種アプリケーション用に独自のシリアルナンバーを付与できます。
ACTgenは新しい「ビジュアルPLL」インターフェイスを備えています。この幅広いPLLプログラミング・オプションのおかげで、正確なPLLパラメータ設定が非常に容易になります。また、ProASIC3/Eのカスタマイズ可能なクロック調整回路を使用して、さらに"オーダーメイド"されたPLLスケマティックを通じ、クロックやフィードバックの調整ができ、クロック・アプリケーションへのさまざまな詳細パラメータの設定が可能です。

MultiView Navigator I/Oアトリビュート・エディタ
MultiView Navigator I/Oアトリビュート・エディタは、デバイス内の最高19種の入出力規格を簡単に選択してプログラミングが可能で、物理的な実装工程が短縮できます。


ProASIC3/E向け包括的IPコア90種・設計サポート
DDR対応I/Oを利用するCorePCI、CoreDDR、DDR SDRAMメモリ・コントローラなど、アクテルが提供するDirectCoreから20種以上を、CompanionCoreパートナーからは70種以上のコアがProASIC3/Eデバイスで利用でき、設計プロセスの合理化、time-to-market の短縮、設計費用およびリスクの最小化を実現できます。これらは、通信、コンシューマ・マルチメディア、ネットワーキング、工業制御、暗号化、車載、軍需/航空/宇宙、コンピューティングなど幅広いアプリケーションに対応しています。全てのDirectCoreおよびCompanionCoreはあらかじめ実装されシンセシス可能なビルディング・ブロックとして、さらにアクテルのFPGAで厳格に検査および検証された完全な形で提供されます。

通信アプリケーション向けコア(ワイヤレスLAN、xDSL、SONET/SDH、DWDM等)
  • 10/100ギガビット・イーサネットMACコントローラ、パケット・オーバーSONET、HDLCコントローラ、PL3、Utopiaレベル3インターフェイス
組み込みシステム・アプリケーション向けコア
  • 8051、Z80、6809 8ビットMCU、シリアル通信、SPI、I2C、SDLC、CAN、USBコントローラ
コンシューマ・マルチメディア、個人用途セキュリティデバイス
  • SDR/DDRメモリ・コントローラ、DVB モジュレータあるいは暗号化コアなどのデジタル通信やイメージ処理アプリケーションにおけるフォワード・エラー・コレクション(FEC)で使用する、Reed Solomonエンコーダ/デコーダのような技術

ProASIC3/E向けプログラマとスターター・キット
USB 2.0対応、低コストのポータブル・プログラマFlashPro3
FlashPro3プログラマはアクテルのChainBuilder ソフトウェアを使用して、1個以上のProASIC3デバイスを含む設計済み基板について、FPGAのデイジー・チェーンのプログラミングや検証ができます。特定のアクテルのFPGAを他のアクテルのFPGA、あるいは他社のFPGAから切り離し、個別に、またはJTAGチェーンにつないだ共通のヘッダーを通じてパラレルに、プログラミングすることができます。同様に、数台のFlashPro3プログラマを高速USBハブ経由で1台のパソコンにつなぎ、最大16個のデバイスもしくは基板を、最高のスピードでパラレルにプログラミングできます。これまでに比べプログラミング時間は大幅に短縮され、一番小さいProASIC3Eデバイスでは30秒以内に完了します。さらに、業界標準のJTAG 10ピン・インターフェイスを使用して基板にはんだ付けされたFPGAにこのプログラマを接続することで、FlashPro3は基板のインシステム・プログラミングにも使用できます。

FlashPro3対応FlashProソフトウェア:STAPLのサポート
FlashProはどのプログラミング・アルゴリズムからも、デバイスを切り離すことができます。FlashProソフトウェアから独立したアルゴリズムが、プログラミング・ファイルに組み込まれているため、他のSTAPL準拠のプログラマと共に対象のプログラミング・ファイルを使用することができます。ProASIC3/Eデバイスは、IEEE1149 JTAG規格を物理プロトコルとして使用するIEEE1532ベースのデバイス・プログラミングと互換性があります。IEEE1532ベースのプログラミングでは、プログラミング・データとアルゴリズムが別々なので、他に影響を及ぼさずに1箇所を修正できるため、アップグレードが容易になります。

ProASIC3スターター・キット
業界で最も低コストの不揮発性FPGAソリューション「ProASIC3/E」を、設計者がすばやく評価、設計、プログラミングするために必要な全てが含まれます。ProASIC3/E不揮発性デバイスがもつ、機密性の高いISPなどの特長を試すことができます。

  • スターター・キット内容:評価基板(ProASIC3Eデバイス1つが付属)、アクテルの統合設計環境Libero Goldエディション v6.1、FlashPro3プログラマ、USBケーブル、プログラミング・ケーブル、電源、チュートリアル、サポート文書

価格と購入方法
統合設計環境Libero v6.1
Platinum、Gold、Silverの3つのエディションがあり、ライセンスは1年更新です。 Silverエディションは無償で提供しています。

IPコア
RTLバージョンおよびネットリスト・バージョン、無償評価バージョンがあり、テストベンチが付属しています。無償の評価版コアは、アクテルのWebサイト(英語)からダウンロードできます。CompanionCoreは、IPコア・パートナーから直接購入可能です。

FlashPro3プログラマとスターター・キット
プログラマは、単体で現在購入可能です。スターター・キットの出荷開始予定は2005年第2四半期です。

※その他、詳細及び価格についてはアクテルの正規代理店にお問い合わせください。


アクテルについて
アクテル(Actel Corporation)は、フラッシュとアンチヒューズ・テクノロジをベースとしたフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、高機能IP(知的設計資産)コア、統合設計開発ツールとデザイン・サービスを含む独創的な不揮発性プログラマブル・ロジック・ソリューションを提供しています。アクテルは1985年に設立され、米国カルフォルニア州マウンテンビューに本社を置いています。全世界の従業員数は約500人です。 アクテル(ACTL)は、Nasdaq National Marketに上場しています。


(注)FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
FPGA(=Field Programmable Gate Array)は、ユーザーによってプログラムの書き換えが可能な論理デバイスで、回路データをダウンロードすることにより、回路構成を変更することが可能 なLSI(大規模集積回路)を指します。チップの製造後ユーザーがプログラムして使用するため、開発・製造の初期費用などを削減することができます。

注: ActelおよびLiberoの名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。その他の全ての商標とサービスマークは、それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。