米モンテレー湾水族館研究所がアクテルのProASIC Plus FPGAを海底地震計に採用して低電力・高信頼性を実現
電源投入後即動作するワンチップのフラッシュFPGAが深海科学研究機器に大きく貢献
2004年12月14日
アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:岩本 桂一)は本日、同社のフラッシュベースのフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)が、モンテレー湾水族館研究所(MBARI)が設置する海底地震計に採用されたと発表しました。
MBARIの地震計はモンテレー湾の海底に設置されており、アナログ・センサーで測定したデータをハードディスクに保存しています。アクテルのProASIC Plusデバイスは、MBARIの海底地震計の、ADコンバータ信号のデジタル・フィルタリング、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)エンジンやシステムのハードディスクのパラレルIDEインターフェースなど、一連の重要な機能を担います。ProASIC Plusは、ワンチップで低消費電力、さらに信頼性が高いという特長を評価されました。このアクテルデバイスの採用により、MBARIの海底地震計は高性能と運用寿命の延長の両方を実現しました。
外部メモリによるプログラムが必要なSRAMベースのFPGAと異なり、ProASIC Plusデバイスは、不揮発性のフラッシュのアーキテクチャで製造され、電源を切ってもデザインをフラッシュセルに保持しており電源投入後即動作します。そのため、起動シーケンスにおける外部装置からの再コンフィグレーションが不要です。当然、コンフィグレーション用の外部メモリが不要なため、ProASIC Plus FPGAは基板上に占める面積が小さくてすみ、加えて他のソリューションよりも所要電力が少ないため、基板とシステム設計を簡素化できます。
モンテレー湾水族館研究所のシニア・ソフトウェア・エンジニア、Wayne Radochonski氏のコメント
「当研究所の地震計は、深さ数千フィートの海底という過酷な環境の中に設置されており、保守作業もできません。したがってデータの精度、信頼性、寿命を保証できる最も優れたコンポーネントの選定が大切でした。アクテルのProASIC Plusデバイスは静止電流が低く、これまで使っていた装置と比べ消費電力が大幅に少ないことが、採用の決め手となりました。電源投入後即動作するアクテルのFPGAは、電源投入時のインラッシュ・カレントのスパイクがなく、この点からも電池で作動させている私たちの地震計の電力消費を抑えることができます」
アクテルのフラッシュ製品担当マーケティング・ディレクター、Martin Masonのコメント
「「MBARIは、デービッド・パッカード氏により海洋科学技術の研究と教育のため1987年に創立され、深海の科学研究のための優れた計器やシステム、方法を開発してきました。ProASIC Plusデバイスがフラッシュベースであることがもたらす長所が、MBARIの地震計のような難しい用途に非常に適したソリューションを実現し、それを通して重要な環境プロジェクトに当社も貢献できることを嬉しく思います」
価格と購入方法
機能が向上したProASIC Plusスターター・キットは、2004末から提供予定です。その他、詳細及び価格についてはアクテルの正規代理店にお問い合わせください。
ProASIC Plusファミリの紹介
ProASIC Plusファミリは、システムゲート数75,000から100万のデバイスで構成されています。ファイングレインなASICライクのアーキテクチャと、不揮発性フラッシュ・コンフィグレーション・メモリの組み合わせはアクテルのProASIC Plusを、強力なASICの代替と位置づけています。デバイスは、すべての特性がASICと共通しており、電源投入後即動作し、低消費電力で、機密性(セキュリティ)が高く、外部のコンフィグレーション・メモリを必要としません。ProASIC Plusのアーキテクチャと設計方法は、一般的なFPGA/ASICツール・フローに対応しているため、time-to-marketを早め、設計者はASICからFPGAのソリューションに容易に移行できます。
アクテルについて
アクテル(Actel Corporation)は、フラッシュとアンチヒューズ・テクノロジをベースとしたフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、高機能IP(知的設計資産)コア、統合設計開発ツールとデザイン・サービスを含む独創的な不揮発性プログラマブル・ロジック・ソリューションを提供しています。アクテルは1985年に設立され、米国カルフォルニア州マウンテンビューに本社を置いています。全世界の従業員数は約500人です。 アクテル(ACTL)は、Nasdaq National Marketに上場しています。
(注)FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
FPGA(=Field Programmable Gate Array)は、ユーザーによってプログラムの書き換えが可能な論理デバイスで、回路データをダウンロードすることにより、回路構成を変更することが可能なLSI(大規模集積回路)を指します。チップの製造後ユーザーがプログラムして使用するため、開発・製造の初期費用などを削減することができます。
注: Actel の名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。その他の全ての商標とサービス・マークは、それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。


