英航空・防衛大手のBAEシステムズが機雷処理システム「アーチャーフィッシュ」にアクテルのAxcelerator FPGAを採用
アンチヒューズFPGAが安全装置・アーミングシステムにセキュアなソリューションを提供
2004年11月9日
アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:岩本 桂一)は本日、航空宇宙/防衛システム事業の大手であるBAEシステムズが、同社の機雷処理システム「アーチャーフィッシュ」に、アクテルのAxceleratorフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)を採用したと発表しました。BAEシステムズは、英国に本社を置く陸海空および宇宙用の防衛・航空宇宙機器の開発・納入・サポートをおこなっている国際企業で、アクテルのアンチヒューズ・ベースのAX250デバイスがもつ、設計の不正変更を防止でき、耐放射線性を備えているという特長を評価し、機雷処理システム「アーチャーフィッシュ」に採用しました。
アーチャーフィッシュ・システムは、ヘリコプターや艦船に配備されます。ヘリコプターや艦船から小型で操縦性の高い機雷処理装置を内蔵したポッドを下ろし、機雷を探知すると機雷処理装置を出し装着している弾頭で機雷を爆破します。機雷処理装置はソナーとリモート・カメラで誘導され、あらゆるタイプの機雷を探知することができ、機雷を安全に破壊します。
Axcelerator AX250デバイスは、光ファイバー・ケーブルによるポッドと機雷処理装置間のシリアル通信に使用されます。弾頭を爆発させる最終段階では、こうした通信が安全かつ確実になされることがきわめて重要です。
BAEシステムズのシニア・デザイン・エンジニア、Doug Green氏のコメント
「アーチャーフィッシュのフュージング・サブシステムには、信頼性の高いプログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)が必要でした。当然ながら、これは安全性が非常に要求されるアプリケーションです。アクテルのAxcelerator FPGAは不揮発性でワンタイムのプログラマブル・ソリューションのため、他のASICやASIC代替に比べ、はるかにコストが低くなります。さらに、FPGAの持つ柔軟性が重要でした。また、ASICを採用した場合の長期に及ぶ製造の遅れをなくしたいと考えました」
アクテルのアンチヒューズ・設計ツールマーケティング担当ディレクター、Saloni Howard-Sarinのコメント
「当社のアンチヒューズ製品は高い柔軟性、高速ターンアラウンド、耐放射線性という特長をもつことに加え、セキュリティ任務や防衛任務に要求される不正操作を防止するソリューションです。BAEシステムズのアーチャーフィッシュにこの製品が採用されたことは、ミッション・クリティカルなアプリケーション向けFPGAソリューションのリーディング・プロバイダーとして、アクテルのポジションをいっそう強めるものとなります」
Axceleratorデバイス・ファミリについて
アクテルのAXアーキテクチャで製造されたアンチヒューズ・ベースのAxceleratorファミリは、500 MHz以上の内部動作速度とリソース使用率最大100%を実現します。また、この電源投入後即時動作するワンチップのAxcelerator FPGAは、インラッシュ・カレントのスパイクを回避、システム電源設計を簡素化し、基本的に、他社の競合製品に比べてスタンバイ時および動作時の電力消費が少なくて済みます。これらのデバイスはSRAMベースの製品や従来のASICソリューションを超えるレベルのデザイン・セキュリティを提供し、設計者はオーバービルド、クローニング、リバース・エンジニアリング、サービス妨害など、一般的なセキュリティ問題に対しても予防策を講じることができます。大気圏上層部で生成された高エネルギー中性子がSRAMベースのFPGAの書き込み済みセルに当たって発生するファーム・エラーは、回避が不可能な場合があります。しかし、アンチヒューズ構成では、いったんプログラムすると変更不可能なので、Axcelerator FPGAにファーム・エラーは存在しません。
アクテルについて
アクテル(Actel Corporation)は、フラッシュとアンチヒューズ・テクノロジをベースとしたフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、高機能IP(知的設計資産)コア、統合設計開発ツールとデザイン・サービスを含む独創的な不揮発性プログラマブル・ロジック・ソリューションを提供しています。アクテルは1985年に設立され、米国カルフォルニア州マウンテンビューに本社を置いています。全世界の従業員数は約500人です。 アクテル(ACTL)は、Nasdaq National Marketに上場しています。
(注)FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
FPGA(=Field Programmable Gate Array)は、ユーザーによってプログラムの書き換えが可能な論理デバイスで、回路データをダウンロードすることにより、回路構成を変更することが可能なLSI(大規模集積回路)を指します。チップの製造後ユーザーがプログラムして使用するため、開発・製造の初期費用などを削減することができます。
注:Actelの名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。その他の全ての商標とサービスマークは、それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。


