Indesign社がフラッシュFPGA“ProASIC Plus”を高性能ワイヤレス・ストリーミング・オーディオ・プラットフォームに採用

2004年9月30日

アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:岩本 桂一)は本日、同社のフラッシュベースのフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)が、米国におけるデザイン・エンジニアリングのリーディング・カンパニーであるIndesign, LLCのJS-2高性能ワイヤレス・ストリーミング・オーディオ・プラットフォームに採用されたと発表しました。

JS-2システムは、CD並みのクオリティでほぼ0に近いレイテンシーを実現し、オーディオ・ソースとスピーカーやヘッドフォンあるいは他の高性能コンポーネント間のワイヤレス・リンクを提供します。ワンチップで電源投入後即時動作するアクテルのProASIC Plus FPGAは、レシーバ側のベースバンド・プロセッサの役割、およびベースバンド・プロセッサとCODEC間の様々なシステムの制御機能を担っています。また、JS-2システムのワイヤレス通信部分における、コンポーネントのコンフィグレーションのためのインターフェイスの役割も果たします。


Indesign社のPresident、Jerry Gotwayのコメント
「私たちのJS-2システムは、高速データ転送と拡張レンジの適切なバランスを取るために、独自のシグナリング・アルゴリズム(特許出願中)を使用しています。そのため、当社のIP(知的設計財産)を保護し、なおかつ顧客の設計仕様に合致するデザインの変更に対応する能力をもったソリューションが必要でした。不正コピーやリバース・エンジニアリングが実質不可能なアクテルのフラッシュベースFPGA、ProASIC Plusは、ハード・ワイヤードのASICと比較して機密性が高く、さらにプログラマブル・デバイスに備わっている柔軟性も合わせもっています」


アクテルのフラッシュ製品マーケティング担当ディレクター、Martin Masonのコメント
「Indesign社は、コンシューマー、医療、軍需、通信市場において顧客に革新的なエレクトロニクス製品を提供していることで高い評価を得ています。私たちのワンチップFPGA、ProASIC PlusによってIndesign社は高いデザイン・セキュリティを実現できるだけでなく、SRAMベースのFPGAを使用する際と比較して全体のシステム・コンポーネント数を削減でき、その結果システム・コストと基板スペースの削減がもたらされます」

Indesign社が特許出願中のベースバンド・プロセッサには、ProASIC PlusファミリのAPA075デバイスが使用されています。レシーバ・ベースバンド・プロセッサは、RFセクション、フォワード・エラー・コレクションおよびCODEC間のインターフェイスとの通信を含む、多くのシステム機能を担います。また、このシステムは最先端のワイヤレス通信技術によって、ダイナミック・レンジ96dB、レイテンシー1msec以下、周波数応答20Hzから20kHzを実現しています。Indesign社は今回の採用を通じ、アクテルデバイスの特長であるコスト削減とセキュリティ・ベネフィットを高く評価した結果、新バージョンのトランスミッタ・ベースバンド・プロセッサにもアクテルのデバイスを使用する予定です。

IPを保護することは、この市場で企業が成功するために最も重要なことといえます。アクテルのProASIC Plusは独自のセキュリティシステムであるFlashLockを搭載しています。デバイスに、内部プローブやオーバー・ライティングを防ぐための特別なセキュリティ・キーが隠されており、ProASIC Plusへの侵入性、非侵入性のどちらの攻撃も困難にしています。ProASIC Plusデバイスは、その高機密性によりいったんシステムが最終決定され出荷されると、製造過程でのオーバー・ビルディングやクローニングは実質上できなくなります。


ProASIC Plusファミリの紹介
ProASIC Plusファミリは、システムゲート数75,000から100万のデバイスで構成されています。ファイングレインなASICライクのアーキテクチャと、不揮発性フラッシュ・コンフィグレーション・メモリの組み合わせはアクテルのProASIC Plusを、強力なASICの代替と位置づけています。デバイスは、すべての特性がASICと共通しており、電源投入後即動作し、低消費電力で、機密性(セキュリティ)が高く、さらに中性子に起因するファーム・エラーへの耐性を持ち、外部のコンフィグレーション・メモリを必要としません。ProASIC Plusのアーキテクチャと設計方法は、一般的なFPGA/ASICツール・フローに対応しているため、time-to-marketを早め、設計者はASICからFPGAのソリューションに容易に移行できます。


アクテルについて
アクテル(Actel Corporation)は、フラッシュとアンチヒューズ・テクノロジをベースとしたフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、高機能IP(知的設計資産)コア、統合設計開発ツールとデザイン・サービスを含む独創的な不揮発性プログラマブル・ロジック・ソリューションを提供しています。アクテルは1985年に設立され、米国カルフォルニア州マウンテンビューに本社を置いています。全世界の従業員数は約500人です。 アクテル(ACTL)は、Nasdaq National Marketに上場しています。

IndesignのJS-2高性能ワイヤレス・ストリーミング・オーディオ・プラットフォームの詳細については、Webサイトをご覧ください。http://www.indesign-llc.com/


(注)FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
FPGA(=Field Programmable Gate Array)は、ユーザーによってプログラムの書き換えが可能な論理デバイスで、回路データをダウンロードすることにより、回路構成を変更することが可能なLSI(大規模集積回路)を指します。チップの製造後ユーザーがプログラムして使用するため、開発・製造の初期費用などを削減することができます。

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