アクテルのeX FPGAが新しいワイヤレス・イーサネット・プラットフォームに採用
低消費電力、ワンチップの特長が、ポータブル・コンシューマ製品における高性能、低消費電力、高セキュリティを実現
2004年8月16日
アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:岩本 桂一)とEleven Engineering Incorporated(カナダ・アルバータ州エドモントン、CEO:John Sobota)は本日、Eleven Engineering社が同社のETHxワイヤレス・イーサネットのブリッジ・プラットフォームに、アクテルの低消費電力特性に優れたフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)である、eXファミリを採用したと発表しました。
Eleven Engineeringは、カナダにおけるワイヤレス・プロセッサICのリーディング・カンパニーです。同社のETHxは、安全なドライバー不要の 802.3準拠のワイヤレス・イーサネットケーブルの完全なチップセットおよび製品設計パッケージであり、900MHz、2.4GHz、5.8GHzの周波数帯で使用される低コストのコンシューマおよびコマーシャル製品に最も適したものです。アクテルのeX FPGAは、Eleven EngineeringのETHxプラットフォームにおいては、新しいXInCワイヤレス・プロセッサとイーサネットPHYとの間の高速I/Oインターフェイスとしての役割を担っています。eX FPGAは内部クロックスピード350MHz以上、およびclock-to-out遅延3.9ns以下で、高速XInCワイヤレス・プロセッサにおける高速I/Oスループットを実現しています。
XInCワイヤレス・プロセッサは、8つの独立ハードウェアスレッドを備えた16ビットパイプラインRISCプロセッサです。マルチスレッドのハードウェアのため、それぞれが個別のプロセッサのように動作可能で、独立したプロセッサとしてメインメモリと周辺機器のバスに無制限でアクセスできます。XInCのアーキテクチャによって、ゲート効率においても高いMIPSとより迅速なtime-to-marketが実現します。XInCプロセッサとETHxプラットフォームにおける他のデバイスとの間の高速I/Oスループットが、アクテルのeX FPGAと組み合わせることで実現できました。
Eleven Engineering IncorporatedのCEO、John Sobotaのコメント
「ETHxワイヤレス・イーサネットのプラットフォーム設計にあたっては、XInCワイヤレス・プロセッサの高い性能レベルの維持と低消費電力での動作を両立できる、コスト効果の高いデバイスが必要でした。これは困難な課題でしたが、eX FPGAのアーキテクチャであるアンチヒューズの持つ独自の特長のおかげで、ポータブル・アプリケーションにありがちな、性能と消費電力に関する相反する問題を同時に解決できました。さらに、eXはFPGAの知的設計資産(IP)を不正コピーやリバース・エンジニアリングから守る高い機密性も備えています」
アクテルのマーケティング担当副社長、Dennis Kishのコメント
「Eleven EngineeringのETHxワイヤレス・イーサネット・プラットフォームへの採用は、大量生産のポータブル・コンシューマ・アプリケーションに不揮発性eXデバイスが最適であるという顕著な例です。eXは低消費電力、高いパフォーマンス、高機密性という特長をすべて備えているデバイスです。それに加えて、eX FPGAファミリはパッケージに超小型CSPとTQFPを用意しているため、他の製品と比較してより多くのロジックをより小さなスペースに収納することができ、顧客の製品そのものを小型化し、ポータビリティを高めることが可能です」
eXデバイスファミリの紹介
eXデバイスファミリは、バッテリーパワーをより節約するために低電力スリープモードを備え、ポータブル・アプリケーション用に最適化されています。さらに、ワンチップ・ソリューションであるため、CPLDや低集積のゲートアレイASICあるいは、2チップ構成のSRAM FPGAソリューションに比べて、コスト競争力の高い製品です。eXファミリは、現在、ケーブルモデムおよびxDSLモデム、デジタル写真アプリケーション、MP3インターネット・レコーダー/プレーヤー、PDA、デジタル・セットトップ・ボックスなどに採用されています。eXの設計に簡単に使えるアクテルが自社で開発したソフトウェア・ツールを利用することで、設計の所要時間と製品化までの時間が短縮されます。
Eleven Engineeringについて
Eleven Engineering Incorporatedは、革新的なワイヤレス・プロセッサとプラットフォームのサプライヤです。従来のマイクロプロセッサとは異なり、Eleven Engineering社のXInCワイヤレス・プロセッサは、特にワイヤレス製品向けに最初から設計されており、従来のシリアルプロセッサと比較しても、小型化、低コスト、低消費電力、迅速な市場投入というポイントをすべて実現できます。また、他のチップメーカもXInCコアを製品に組み込めるようライセンス供給を行っています。Elevenのプラットフォームには、XInC、同社の研究開発グループが開発したソフトウェア、パートナー企業によって作られたRFトランシーバ・チップがバンドルされています。“Make it Wireless”というキャッチフレーズが示すように、同社のプラットフォームによって、短時間で容易に短距離無線のキャパビリティを製品に組み込むことが可能になります。また、同社はワイヤレスとプロセッサの分野において多くの特許を保有しています。Elevenは1992年に設立され、カナダ・アルバータ州のエドモントンに本社を置いています。Eleven Engineering社に関する詳しい情報は、Webサイトをご覧ください。
http://www.ElevenEngineering.com
アクテルについて
アクテル(Actel Corporation)は、フラッシュとアンチヒューズ・テクノロジをベースとしたフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、高機能IP(知的設計資産)コア、統合設計開発ツールとデザイン・サービスを含む独創的な不揮発性プログラマブル・ロジック・ソリューションを提供しています。アクテルは1985年に設立され、米国カルフォルニア州マウンテンビューに本社を置いています。全世界の従業員数は約500人です。 アクテル(ACTL)は、Nasdaq National Marketに上場しています。
(注)FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
FPGA(=Field Programmable Gate Array)は、ユーザーによってプログラムの書き換えが可能な論理デバイスで、回路データをダウンロードすることにより、回路構成を変更することが可能なLSI(大規模集積回路)を指します。チップの製造後ユーザーがプログラムして使用するため、開発・製造の初期費用などを削減することができます。
注:Actelの名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。その他の全ての商標とサービスマークは、それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。


