フラッシュFPGA“ProASIC Plus”、米次世代戦闘機(JSF)プロジェクトに採用
Hamilton Sundstrand社がF-35のエンジン制御システムに採用
2004年6月9日
アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:岩本 桂一)は本日、同社のフラッシュベースのフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)が、米United Technologies Corporationの事業部門の一つである、Hamilton Sundstrand社により米軍のF-35次世代戦闘機プロジェクトに採用されたと発表しました。
ProASIC Plusデバイスは、F-35戦闘機のエンジン制御システムの通信プロトコル管理および中央演算処理装置(CPU)に接続するためのインターフェイス機能を処理するために採用されました。このデバイスはリプログラマブル機能を備え、新しい高速通信プロトコルの迅速なプロトタイピングを容易にしているにもかかわらず、不揮発性でワンチップのフォーム・ファクターのため、非常に限られたシステムの基板スペース内に実装することが可能となりました。また、アクテルの統合設計環境Liberoにバンドルされている、マグマ・デザイン・オートメーションのプログラマブル・ロジック・デバイス用フィジカル・シンセシス・ツールPALACETMを利用することにより、効果的な設計がなされ、ProASIC Plus FPGAソリューションで最高のパフォーマンスを発揮することができました。
Hamilton Sundstrand社のASIC group、senior FPGA design engineer、Patrick J. Sears氏のコメント
「私たちはプロトタイピングを迅速化し、そのまま量産まで使えるソリューションを探していました。その選択において重視したのは、アクテルのProASIC Plus FPGAが持つリプログラマブル機能と不揮発性という要件でした。また、デザインのセキュリティやファームエラー耐性もProASIC Plusを採用した理由の一つです。さらに、全体の設計のパフォーマンスを約50%向上させるPALACEも大きな魅力でした」
アクテルの軍需・航空宇宙製品マーケティング担当ディレクター 、Ken O’Neillのコメント
「アクテルは、軍需・航空宇宙業界に向けた高信頼性かつ高性能の製品において、長年にわたり高い支持を受けてきました。今回Hamilton Sundstrand社がアクテルのAPA750デバイスを採用したことは、顧客からのアクテルへの支持がますます高まっていることを如実に示すものと言えるでしょう。私たちは、より複雑化する航空機のエンジン制御システムやその他の製品の次世代品についてもHamilton Sundstrand社と協力していくことを楽しみにしています」
マグマ・デザイン・オートメーションのマーケティング・ディレクター、Behrooz Zahiri氏のコメント
「Hamilton Sundstrand社は、マグマのフィジカル・シンセシス・ツールPALACEを使用することにより、デバイスの性能を向上させただけでなく、タイミング・クロージャを達成するための設計のやり直し回数を削減し、開発期間を大幅に短縮することができました」
ProASIC Plusファミリの紹介
ProASIC Plusファミリは、システムゲート数75,000から100万のデバイスで構成されています。ファイングレインなASICライクのアーキテクチャと、不揮発性フラッシュ・コンフィグレーション・メモリの組み合わせはアクテルのProASIC Plusを、強力なASICの代替と位置づけています。デバイスは、すべての特性がASICと共通しており、電源投入後即動作し、低消費電力で、機密性(セキュリティ)が高く、外部のコンフィグレーション・メモリを必要としません。ProASIC Plusのアーキテクチャと設計方法は、一般的なFPGA/ASICツール・フローに対応しているため、time-to-marketを早め、設計者はASICからFPGAのソリューションに容易に移行できます。
アクテルについて
アクテル (Actel Corporation)は、高速通信、特定用途向け集積回路(ASIC)代替、および放射線市場向けに、アンチヒューズとフラッシュ技術をベースにしたフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、高性能IP(知的設計資産)コア、ソフトウェア開発ツールおよびデザイン・サービスを含む、総合的なプログラマブル・ロジック・ソリューションを提供しています。アクテルは1985年に設立され、米国カルフォルニア州マウンテンビューに本社を置いています。全世界の従業員数は約500人です。アクテル(ACTL)は、Nasdaq National Marketに上場しています。
(注)FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
FPGA(=Field Programmable Gate Array)は、ユーザーによってプログラムの書き換えが可能な論理デバイスで、回路データをダウンロードすることにより、回路構成を変更することが可能なLSI(大規模集積回路)を指します。チップの製造後ユーザーがプログラムして使用するため、開発・製造の初期費用などを削減することができます。
注:Actelの名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。その他の全ての商標とサービスマークは、それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。


