フラッシュFPGA、出荷数100万ユニットを超える

ASICライクな特長とリプログラマブル機能を備えたProASIC Plus、全ての業界に浸透

2004年4月5日

アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:岩本 桂一)は本日、同社のフラッシュベースのフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、ProASIC Plusの出荷数が、ワールドワイドで100万ユニットを記録したと発表しました。ProASIC Plusは、アクテル製品の中で最も大きな成長率を示している製品です。2年前に発表されて以来、コスト競争力の高いProASIC Plusファミリは、現在では業界で最も多く採用されているフラッシュベースのFPGAとなっています。ProASIC Plusを使用したデザイン・スタートもワールドワイドで1000以上にのぼっています。

ワンチップのProASIC Plusは不揮発性でリプログラマブル、さらにファームエラー・イミュニティ、低消費電力、高いセキュリティなどの特長を備えており、コストに対する価値が重視されるFPGA市場において、設計者にとってコスト効果の高いソリューションといえます。これが、民生機器、工業計測、航空宇宙、自動車などの多様な市場における主流アプリケーションにおいて、ASICやSRAMベースのFPGAに代わり、フラッシュFPGAが広く採用されていることの理由でもあります。

ガートナー・データクエストによれば、FPGAの31%のみがASICのプロトタイピング目的に使用されます。これは従来の利用モデルからの移行を示しています。ASIC開発にあたってのNREコスト(初期費用)は高額で、大量のデバイスを使用するユーザー以外にとってはこのデバイスのコスト負担はたいへん大きなものになります。他社FPGA製品と異なり、電源投入後即時動作が可能なワンチップのアクテルのProASIC Plusは、外部のコンフィグレーション・メモリやマイクロコントローラーを必要としないため、トータル・システム・コストを削減できます。アクテルのフラッシュFPGAは、この最小トータル・システム・コストの実現、設計上での大きな柔軟性、不揮発性、ASICライクな特長などの利点を備えているために、業界での採用が加速しているのです。


アクテルの社長兼CEO、John Eastのコメント
「不揮発性で設計上の柔軟性を備え、またASICの設計フローとも似たソリューションを設計者が求めていることに、早い段階でアクテルは気がつきました。そしてASICやSRAMベースのFPGAソリューションに代わるものとして、フラッシュの技術を利用した製品の開発に大きな投資を行いました。その結果、“ワンチップで全ての機能”を持った、コスト効果の高いフラッシュベースのFPGAの製品ファミリが生まれたのです。今回出荷数が100万を超えたという事実が示しているように、フラッシュFPGAは広く顧客に受け入れられている製品となっています」

フラッシュベースのFPGAはワールドワイドで1000以上のデザイン・スタートを獲得しており、全ての市場セグメントで採用が増加しています。例えば民生機器のサプライヤーは、電力量に制限のある携帯アプリケーションのために、ワンチップで低消費電力という特長を重要視し、軍需や工業計測分野では、ファームエラー・イミュニティが必要とされています。通信、工業計測、民生機器のベンダーは、高いセキュリティ性が重視されていますが、フラッシュFPGAはこれらの全てに応えることのできる機能を持っています。これが、全ての業界で採用が加速している大きな理由です。


ProASIC Plusファミリの紹介
アクテルの第2世代フラッシュベースFPGAであるProASIC Plusファミリは、システムゲート数75,000から100万の7つのデバイスを提供しています。ファイングレインなASICライクのアーキテクチャと、不揮発性フラッシュ・コンフィグレーション・メモリの組み合わせはアクテルのProASIC Plusを、強力なASICの代替と位置づけています。デバイスは、すべての特性がASICと共通しており、電源投入後即動作し、低消費電力で、機密性(セキュリティ)が高く、外部のコンフィグレーション・メモリを必要としません。ProASIC Plusファミリの主な機能には、複数のPLL、最大198キロビットの内蔵2ポートSRAM、712本のユーザー・コンフィギャブルI/O、及びISPが含まれています。


アクテルについて
アクテル (Actel Corporation)は、高速通信、特定用途向け集積回路(ASIC)代替、および放射線市場向けに、アンチヒューズとフラッシュ技術をベースにしたフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、高性能IP(知的設計資産)コア、ソフトウェア開発ツールおよびデザイン・サービスを含む、総合的なプログラマブル・ロジック・ソリューションを提供しています。アクテルは1985年に設立され、米国カルフォルニア州マウンテンビューに本社を置いています。全世界の従業員数は約500人です。アクテル(ACTL)は、Nasdaq National Marketに上場しています。


(注)FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
FPGA(=Field Programmable Gate Array)は、ユーザーによってプログラムの書き換えが可能な論理デバイスで、回路データをダウンロードすることにより、回路構成を変更することが可能なLSI(大規模集積回路)を指します。チップの製造後ユーザーがプログラムして使用するため、開発・製造の初期費用などを削減することができます。

注:Actelの名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。その他の全ての商標とサービスマークは、それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。