軍需、宇宙、工業計測市場向けIPコア1553BRMを発表、MIL-STD-1553製品ラインを拡大
バス・コントローラー、バス・モニター、リモート・ターミナル機能を統合可能、ハードウェアでコンフィグレーションでき、ソフトウェアでプログラミングができるIPコア
2004年3月31日
アクテル(米国カリフォルニア州マウンテンビュー、日本法人:アクテルジャパン株式会社、東京都渋谷区、代表取締役社長:岩本 桂一)は本日、新しい知的設計財産(IP)コアの新製品、Core1553BRMを発表しました。これは、MIL-STD-1553ポートフォリオにおける3つ目のソリューションとなります。Core1553BRMはアクテルのフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)向けに設計されており、本年2月に発表された宇宙用途向けFPGAのRTAX250Sデバイスもサポートしています。
Core1553BRMはソフトウェアによるプログラミングが可能で、バス・コントローラー、リモート・ターミナル、モニター・ターミナルの機能を、単体、デュアル、あるいは統合して組み込むことが可能です。またMIL-STD-1553AとMIL-STD-1553Bのいずれにも準拠しており、ASICの開発と比較した場合、time-to-marketを早め、NREコスト(初期費用)と高額になりがちなシステムコストを削減できます。また、単体の1553標準製品を使った場合の高額なシステムコストも削減できます。業界標準である、従来の1553システムのハードウェア、ソフトウェア両方に互換性があり、アプリケーションやドライバー・ソフトウェアを大幅に変更せずに既存の設計を容易にアップグレードできます。
1553アプリケーションでは不可欠とされる信頼性について、Core1553BRMはシミュレーションおよびMIL-STD-1553開発ボードによって検証済みです。また、独立系試験機関によりCore1553BRMがMIL-STD-1553BのNotice2に合致しているかどうかの検証と認定がされる予定です。
Core1553BRMの特長
Core1553BRMは、標準の外部トランシーバーや従来のシステムと接続することができ、既存のコンポーネントと置き換えて、現在使用しているソフトウェアをそのまま利用することができます。また、リモート・ターミナルとバス・モニターを同時に動作させることができます。リモート・ターミナルは先進のRT機能(サーキュラー・バッファ、ピンポン・バッファ、メッセージ・インデックス)を備えているだけでなく、内蔵または外部のリーガライゼーション・レジスタの必要実装面積を縮小することができます。バス・コントローラーはターミナル・ポーリング、メッセージ・スケジューリング、マルチプル・メッセージ・プロセッシングを含んでいます。また、ProASIC Plus、Axcelerator、SX-A、RTSX-S、RTAX-Sの各FPGAで、12、16、20、24MHzでの低電力動作が可能です。
Core1553BRM評価ボード
完全なソリューションを提供するために、1553バス・コントローラー、リモート・ターミナルおよびモニター・ターミナルをシステム設計に組み込むために必要な、開発ボード及びツール、ドキュメント、ソフトウェアなど全てを含んでいます。開発ボードには、ProASIC Plus APA600 FPGA、シンクロナスSRAMメモリ、1553Bトランシーバー、バス終端コンポーネント、シリアル・ポートが含まれています。標準二重冗長1553ケーブルに準拠しており、追加ハードウェアなしでバス・コントローラーおよびリモート・ターミナル・ソリューションを動作させることができます。
アクテルのアプリケーション・IPソリューショングループ担当シニアディレクター、Yankin Tanurhanのコメント
「従来からの業界標準の単体部品を使った1553システムに比べて、time-to-marketを早め、コンポーネント数を削減できるような、ハードウェアでコンフィグレーションができ、さらにソフトウェアでプログラミングできる1553Bソリューションへの需要が年を追うごとに高まっています。耐放射線性を備えたデバイスを含め、アクテルの不揮発性FPGAにこの新しいCore1553BRMを使用した場合、各機能を統合することも、単体あるいはデュアルにすることもできます。高信頼性とシステム冗長が必須とされる軍需、宇宙、工業計測アプリケーションで、多用途で使用可能なコスト効果の高いソリューションです」
価格と購入方法
RCore1553BRMは現在ご購入が可能です。この製品のドキュメントはアクテルのウェブサイト(http://www.actel.com/products/ip/)からご利用いただけます。その他、詳細及び価格についてはアクテルの正規代理店にお問い合わせください。
アクテルについて
アクテル (Actel Corporation)は、高速通信、特定用途向け集積回路(ASIC)代替、および放射線市場向けに、アンチヒューズとフラッシュ技術をベースにしたフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、高性能IP(知的設計資産)コア、ソフトウェア開発ツールおよびデザイン・サービスを含む、総合的なプログラマブル・ロジック・ソリューションを提供しています。アクテルは1985年に設立され、米国カルフォルニア州マウンテンビューに本社を置いています。全世界の従業員数は約500人です。アクテル(ACTL)は、Nasdaq National Marketに上場しています。
(注)FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
FPGA(=Field Programmable Gate Array)は、ユーザーによってプログラムの書き換えが可能な論理デバイスで、回路データをダウンロードすることにより、回路構成を変更することが可能なLSI(大規模集積回路)を指します。チップの製造後ユーザーがプログラムして使用するため、開発・製造の初期費用などを削減することができます。
注:Actelの名称とロゴはActel Corporationの登録商標です。その他の全ての商標とサービスマークは、それぞれの企業・団体に所有権が帰属します。


